合格答案の書き方をマスターしたい方へ


記述式講座を開講して以来、6000件を超える数の答案を見てきました。

受講者のレベルは様々ですが、実力を秘めている方のほうが、積極的に答案を提出する傾向があるようです。

答案の提出ペースや、壁にぶつかるタイミングなども、受講者それぞれであり、一概に言うことはできません。

しかし、答案への講評を参考とされ、着実に前進していく方が少なくないのは、たいへん嬉しいことです。
(超人的な進歩を遂げられた方も、一人二人ではありません)

こうした方に共通しているのは、それぞれの方なりのペースで、継続的に答案を提出し続けていることです。

当たり前のことですが、努力こそ成果を生むもっとも確実な方法であるということを実感せずにはいられません。


受講者の答案を読みながら、もう1つ感じていることがあります。

答案の書き方には、多かれ少なかれ、受講者それぞれの癖が表れているということです。

書き方だけでなく、技術的な内容のとらえ方、考え方にも、癖というようなものがあるようです。

そして、これも当たり前のことですが、このような癖というのは、人それぞれに異なっているということです。

“癖”=“思い込み”と言い直した方がよいかもしれません。

それほど問題とならない程度の思い込みもありますが、書き方や考え方を根本的に変えない限り、合格ラインをクリアすることは難しいという重大なレベルのものもみられます。

重要なのは、なぜ今に至るまで、そのような思い込みを排除することができなかったのかという点です。

不思議なことですが、どれほど優れた人であっても、その人特有の思い込みを排除することは難しいものです。

それは、なぜでしょうか?

おそらく、人間というものは、自分自身の思い込みを、自分自身で排除することができないからだと考えられます。

(つまり、自分では気がついていないわけです)


もう、お分かりだと思いますが、誤った思い込みを自分自身で排除することはできません。第三者の指摘が必要であるということです。

本講座は、合格答案を書き上げるための妨げとなる、誤った思い込みをしつこく指摘します(どうでもよい指摘はいたしません)。

しつこく指摘させていただくのは、一度の指摘で改善できるほど易しいことではないためです。


先にも述べましたが、このような学習というのは、ある一定期間、継続して集中的に行うことが効果的です。

つまり、答案を提出したら、間をおかずに講評を読み、良い点、悪い点を確認し、次の答案に活かすことが大切です。

本講座では、答案を提出していただいた日の翌日に講評掲載することを基本としておりますので(*注)、受講者のペースで、どんどん学習を進めていただくことができます。

*注:答案提出が集中した場合は、この限りではありません。原則として2週間以内には講評することとしています)


もう1つ、肝心なことですが、答案を書くという作業を継続的に行う必要があるということです。

これも当たり前のことですが、きのう今日はじめたことが、明日、血肉に変わるわけではないからです。

(一定期間繰り返すことによって、初めて身につくものです)

その意味では、余裕をもってスタートを切ることが大切です。



記述式対策講座は、四択にはそこそこ自信があるという方に、とくに、おすすめの教材です。

四択はどうにかなるのに、“記述に関しては、何をどうしたものかわからない”と感じている方は少なくありません。

そのとおりでしょう。

解答例は溢れているのかもしれませんが、どう対応するのが最善であるのかについては、誰も説明してくれません。

その方法論を説明してほしいと思うのが人情でしょう。

でなければ、フリースタイル競技のような記述試験に挑むこと自体、無理があると言うこともできます。

四択をクリアする力を持ちながら、記述のために不合格とされてしまうのは残念です。

受講された方々の言葉を借りれば、こうした不安は、“答案の書き方”を理解することによって、徐々に解消されていくようです。



一方、理屈云々の前に、書くことがどうしても苦痛だという方もいらっしゃるでしょう。

あなただけではありません。そのような方も少なくないのです。

しかし、書かないことには、この試験を突破することはできません。

信念を持って書き続ければ、必ず向上します。

これは事実です。

本講座では、全受講者の答案と講評を公開していますので、それらをしっかり読めば、必ず参考になるはずです。

(このようなシステムを採用しているのは、すべての答案と講評=全受講者の共有の財産であると考えているからです)

しかし、あらかじめ申し上げておきますが、どれほど読んでも、自分自身で書いてみない限り、合格答案の書き方を身につけることはできないでしょう。

理解することと、身につけるということとは、別物であるということです。



何度も不合格の憂き目をみた後、本講座を経て、念願の診断士へと羽ばたかれた方は少なくありません。



がむしゃらになってがんばってみる、という受講者を歓迎します。

 

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